学校法人明星学園 国際医療専門学校

看護学科
2023年度卒業生　T.Tさん

Ｑ１．看護師を目指したきっかけは？

私は長らく学習塾の講師として勤めていましたが、仕事の関係上、家族と生活のリズムが常に半日ずれていました。その生活の中で、家族の在り方を考えたこと、また医療や看護に関する知識・技術を得ることで、医療の必要な人の力になると同時に、家族の健康を支えることもできることから、看護師にキャリアチェンジすることを決めました。

Ｑ２．本学を選んだ理由を教えてください。

国際医療専門学校への入学は、自宅からの通いやすさと、社会人を経て入学した学生が多いこと、教育訓練給付金制度により実質的に学費がかからないことから決めました。２９期生は約７割の学生が社会人を経て入学しており、年齢の近い人も多く、大変心強い思いです。また、数年後に転居の可能性もあり、系列の病院ではなく幅広く就職先を選択できる点も魅力でした。

Ｑ３．役立ったサポ―トを教えて！

解剖生理学や病態学など、これまでと異なる学習内容を医療者の視点で学んでいくため、自身の健康やライフスタイルについて考え直す良いきっかけになっています。ICT化の進んだ授業もとても新鮮で、スマートフォンやタブレットで気軽に国家試験の対策ができるシステムもあります。学習の進捗状況に応じて対策できる内容が増えるため一年次から取り組むことができ、隙間時間を活用してできるため、毎日の日課にしています。

Ｑ４．将来の目標を教えてください。

診療看護師（NP）に興味を持っています。看護職でありながら医師サイドに立った診療等を一定の制限で行える、新しい制度上の看護師です。看護と医学の双方の視点をもって患者さん・ご家族と関わることで、入院から退院そして外来とシームレスな医療を効果的・効率的に提供することが期待されています。日本ではまだメジャーではないですが、卒業後の方向性の一つとして、実務経験を５年積んだ後に大学院へ通い、診療看護師になる道を考えています。

臨床検査学科
2021年度卒業生※　G.Sさん
内定先：戸田中央臨床検査研究所
※前身である東武医学技術専門学校の卒業

Ｑ１．臨床検査技師を目指したきっかけは？

2012年に来日。来日後は、アルバイトと子育ての生活でした。息子の通院がきっかけで医療従事者の方と関わる機会があり、そこから医療職について調べました。その中で、化学や計算が好きで自分の性格に合いそうだと感じたのが「臨床検査技師」。「改めて自分のやりたい分野で頑張ってみたい！」と思い、臨床検査技師を目指すことにしました。

Ｑ２．在学中に一番苦労したことを教えてください。

日本語は来日後から勉強し始めたため、１年生の時は医療専門用語が全く分からず苦労しました。授業で先生が何を言っているのかもわからず、教科書を読んでも理解できないそんな状態で、わからない単語が出てくる都度、辞書で調べていました。毎日、育児や家事が終わった後や、朝一などに勉強をし、毎日繰り返していくうちに３年生になると知識として定着させることができました。

Ｑ３．３年間の学生生活はいかがでしたか。

一人の外国人として母親として、言葉の壁や勉強時間の確保など、困難なことはたくさんありましたが、毎日辞書を片手に、常に積極的に勉強し、「元気で明るく」を心がけました。年齢は離れていますが、皆さんと一緒にチャレンジし、お互いに尊重し認め合い充実した3年間を過ごすことができました。

Ｑ４．臨床検査技師になるにあたっての意気込みをお願いします！

この３年間、様々な経験から視野を広げることができ、アルバイトをしているだけでは開けなかった道を開くことができたそんな気がしています。就職後も、しっかりと勉強を続け、専門性と語学力を活かし、与えられた使命を果たしていきたいと思います。